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Lawより証拠 ―ある「証拠調査士」の事件簿 その2

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     それと並行してMさんを裁判所に相談にも行かせた。

     なぜ、お前が代わりに行ってやらないのだと思われるかもしれないが、それはできないのだ。日本の法律では本人か弁護士しか、トラブルの解決はできない。代理行為や仲裁行為はできない。だから本人が自分で動くしかないのだ。

     

     実は海外では、法廷で戦う仕事は法定代理人である弁護士が行い、裁判までの証拠集めはアメリカでは「プライベートアイ」、中国では「偵察員」と言われる人達が行うという分業がなされている。

     日本にはまだ私しかいないが、この仕事は「証拠集め」など、裁判で戦える状態をつくるというものであり、弁護士法に触れる弁護士的な動きはしてあげられないのだ。

     またトラブルは本人が動いてこそ解決確率が爆発的に上がる。他人任せだと解決確率は下がる一方なのだ。

     裁判所に相談をしても、やはり「そういう状況では、賠償金を取るのは無理だ」というのが、その時点での裁判所の見解だった。

     それでもなんとかしないと、彼女には1円も支払われず、莫大な入院費・治療費を借金として背負うことになってしまう。

     

     親しくしている大物弁護士Iさんが「なんとかしようか」と言ってくれたが、私は、その時点ではストップをかけた。

     「待ってください。私はとにかく、加害者の陰で糸を引いてる弁護士が許せない。組織でも結構な地位にいる人間のくせに、一般市民を陰で抹殺しているなんて」

     大物弁護士の先生に頼めば金だけは相手からとれるかもしれない。しかし、この悪徳弁護士は野放しになってします。

     加害者は追求しても、裏で糸を引く悪知恵の総本山である相手弁護士の罪は、弁護士同士の遠慮があり、追求しにくいからである。

     

     証拠を総ざらい

     そこで、彼女の事故以来の経緯をゼロから総ざらいして、使える証拠を探し始めた。

     私は、相手の提出してきた訴状に添付されていた資料を見直してみた。

     

     すると、そこには、「交渉を重ねてきたが止むをえなく…」ということが書かれていたが、それは事実と異なることであった。まともな交渉など全く行われていなかった。よくもしゃあしゃあとこんなことが書けるものだ。相手からの内容証明や配達証明などの記録は一切ない。

     

     また、保険に関しては、先方が出してきた見積もりに不自然な点があり、そこを突き覆すことができると考えられた。

     保険には、自賠責保険と任意保険の二つがあるのだが、今回先方が提出してきたのは見積額75万円の任意保険のものだけであったのである。

     今回の事件は仮にも長期入院を強いられる人身事故である。

     自賠責保険の見積もりがないということは不自然でおかしいし、弱者救済を前提とした制度の自賠責保険がわずか75万円の保証のみを見積もりを出すわけがない。

     この見積もりには、相手側による何かしらの操作が働いていると考えられた。

     こちら側が何のしがらみもないところで今回の件で自賠責での見積もりをとってみると、案の定「130万円前後の支払いが妥当」とのことであった。

     このようなことをみて裁判官がどのような判断をするのかは一目瞭然である。

     

     そして、目撃者であるお寿司屋さんの女将さんの証言と、合わせて3つの証拠を集めることができた。

     

     そして、4つ目の証言として、今回の案件解決の切り札とも言えるものを用意することにした。

     

     彼女はこの件で「死にたい」と友人に手紙を書いたことがあるという。そりゃ、そうである。同じ状況なら私だって死にたくなる。

     その友人から実際に手紙を見せてもらった。また、本人からも毎日つけている日記を借りた。

     そこに書かれた彼女の言葉をもとに、私はレポートを作成した。

    「Mさんは、以前はごくふつうの明るい学生だった。しかし、事故後は明らかに不安神経症を発症し、抑うつ状態にあるのではないか?ぜひ診断して欲しい」というレポートだ。

     医者に行ってから口頭で話しても真意が伝わるかどうかわからない。だから一目で理解できるように関連する写真も貼りつけ、経緯が時系列でわかるように仕上げた。このような資料を持ってから医者に行くことは極めて大切である。手ぶらで行ったら医者も混乱する。

     それを資料として持たせ、彼女を神経内科に行かせた。

     

    「診断書、書いてもらえました」

     Mさんは、神経内科に行ったその足で私の事務所にやってきた。

    〈交通事故の対応を原因とする抑鬱症〉

     診断書にははっきりそう書かれていた。この交通事故との関連をしっかり書いてもらうことが重要である。このように法的に有効な証拠を集めたり、作ったりしていくことで戦える状態を整えていくのだ。これがとても大きく効果的な証拠となるのである。

    「よかった!さあ、これから作戦開始だよ」

     喜んでいる私を見て、Mさんはキョトンとしている。

    「この診断書で何ができるんでしょうか?」

     本人はまだ自覚がないが、彼女はすごい武器を手に入れたのだ。

     この診断書を持って警察に相談に行けば、いくらなんでも傷害罪の事件化に向けて動かざるを得ない。

     そして、誰よりもそのことを分かっているのが「弁護士」である。

     

     私は、4つの証拠を元に裁判所と相談しながら、答弁書を作成することにした。

     そしてMさんには、「裁判官の前でありのままを訴えろ」とアドバイスした。

     

     実際にMさんが裁判官の前で答弁書をもとにありのままを訴えたところ、さすがにその裁判官も、「加害者が出してきたものはおかしいもので、あなたはそれに対して反訴しなさい」ということであった。

     Mさんが反訴するにおいて弁護士をたてるとしても、準備期間で最低一ヶ月は必要である。その間の時間を無駄にしているわけにはいかない。

     そこで、我々は相手の組織の戦闘能力をそぐ作戦にでた。

     

     女子大生Mさんの大逆襲

     我々は加害者の代理人であるT弁護士の事務所を攻めることにした。

     相手が提出してきた書類には、連名でT弁護士の事務所に所属する5~6人の弁護士の名前が記載されているのだが、その人たちに、一人ひとり電話をし、「こんな証拠をこちらで持っているのですが、あなたはどう思いますか?」と尋ねてみた。

     すると、ほとんどの弁護士たちは、そのような書類に名前が連名で入っていることも知らないばかりか、我々の話を聞くと「それはぜひ『法テラス』に行った方がいい、よく相談した方がいいですよ」と逆に味方をされてしまう始末。

     実はその時の電話の音声は録音していたのだ。そして相手弁護士が悪態をついたら公開するつもりだったのだが、予想に反してほとんどの弁護士が我々の味方をしてくれたのですべて録音は消去することにした。

     

     こうして相手の周囲から切り崩す作戦を遂行しながら、Mさん本人も直接行使に出ることにした。

     

     何日か経って――

     T弁護士の事務所に、ピンクのワンピースを着たMさんの姿があった。

     受付に現れた化粧の濃い女性に向かって、消え入りそうな声で、

    「こんにちは……」

    「はい。どういったご用件でしょうか?」

    「T先生はいらっしゃいますか……」

    「ただいま外出しておりますが」

    「何時ごろ戻りますか……」

    「あいにく、緊急の用件で出かけておりまして、何時になるかわからないのですが。今日はもう戻らないかもしれません」

     それを聞いたMさん、ボロボロと涙を流し始めた。

    「会えなかったら、私帰れません。ここで待たせてください」

     ただならぬ雰囲気に、受付の女性は彼女を慌てて応接室に通し、オフィスに戻って電話をかけ始めた。T弁護士の携帯にかけているらしい。

     緊急の用事で出かけていたはずのT弁護士は、妙に早く戻ってきた。

     応接間で向き合う2人に、事務の女性がお茶を持ってきた。

     さりげない風を装いつつ、(先生、この人だあれ?やっぱりそういう関係?)とでもいいたげな視線をチラリとT弁護士に送り、部屋を出て行った。

     T弁護士が、落ち着きのない青白い顔で「私はあなたのことを存じませんが、一体どんなご用件ですか?」とたずねた。

    「私は、ああたが訴訟を起こした交通事故の被害者です。お医者さんに行ったら、交通事故の対応が原因で抑うつ症になっていると言われて、診断書ももらいました」

     涙を浮かべながら淡々と語るMさん。絶句するT氏。

     そして、「あなたがああいうことをなさったおかげで、私は治療代も払えませんし、将来への希望もなくなりました。こんな目にあうのなら、今、ここで飛び降りるしかありません!」

     

     その翌日も、またその翌日も。

     T弁護士の事務所で同じ光景が繰り広げられた。

     Mさんの訪問は1週間続き、T弁護士の髪は真っ白になった。人間は大きなストレスがかかると、こんな短期間でも一気に髪の毛が白くなるようだ。

     

     実は、Mさんの行動は私の指示によるものだ。話を聞いてもらえないなら、聞いてもらえるように工夫するしかない。

    「この際、女優になりきってがんばりなよ」

     私や私の仲間が応援すると、彼女もだんだんその気になってきた。

     言っておくが、これは違法行為ではない。

     神経内科の先生が彼女に下した診断は本物だし、この事故のおかげで彼女が非常につらい思いをして、死にたいとさえ思っているのも事実だ。

     その事実を、相手に一番わかりやすいように伝えただけである。話を聞いてもらえるように。

     

     「人権侵害を許すな」と味方が続々

     そうやってT弁護士にプレッシャーを与えながら、同時進行で私たちは、Mさんの周囲にたくさんの支援者を集めていった。

    「何の罪もない女性が社会から寄ってたかっていじめられるなど、あってはならないことだ。ましてや、法の番人である弁護士がそんなことをして許されるのか?」

     私達は強くそう主張した。

     例えば、本来は対立関係にあるはずの(訴訟を起こした側である)損保業界。それでも、あれだけ広い業界のなかには、こうした動きをおかしいと思う業界人も必ずいる。探せば正義感のある人はどこの世界にもいるのだ。

     実際、自賠責の方を担当した保険会社の担当者は「あの査定はおかしい」と言ってくれた。

     

     具体的に何かしてくれたわけではないが、東京都も、相談に行ったらこちらの味方についてくれた。

    「このような裁判の訴えは非常に疑問だ。あなたの主張のほうが正しいと思う」という、こちらに有利な証言をしてくれたのだ。

    「重大な人権侵害だ」と国連に訴えたら、あの国際的な人権団体であるアムネスティも私達の相談にのってくれた。

     また、ネットワークを使っていろいろな国に呼びかけたら、海外は流石に人権意識が強い。けっこう反応があり、いろいろと、このような卑怯で悪質な不正行為と戦う際のアドバイスをもらえた。

     そうした人たちも含めて日本ではイレギュラーな存在である私を立てて応援してくれた。

     警察では1ヶ月以上が過ぎても調書が確定していると、現場警察官がどんなに正義感があっても個人の力ではもうどうにもできない。

     そんな警察が相手にしてくれない事件だからこそ、たくさんの味方を集めなくてはいけない。それこそが弱者を救うパワーになる。

     たとえ状況は不利であろうと、行政や国際機関、そして普段は敵になっている人たちまでも味方にして、一団になってかかれば誰もかなわない。敵といっても権利などで対立しているだけであって立場の差があるだけだ。

     本当の悪には一緒に立ち向かえる人はいっぱいいる。世の中いいことをしたい人はいっぱいいる。正義が好きな人だっているのだ。そんな中までつるんで私達はいつも助け合っているのだ。

     

     戦い方を身につければ必ず勝てる!

     この一件、結論から言うと我々の勝ちだった。

     我々が反訴したところ、白髪頭になり、憔悴しきったT弁護士を見かねた裁判所が和解勧告を出した。

    「このままだとあなた(T弁護士)が負けたことが公開情報になるから和解しなさい」ということだ。裁判に負けたということが公開情報になると、負けた弁護士側は大きな不利益を被るので、裁判所から和解勧告が出るとほとんどそれに応じる。

     これは、実質的に我々の勝ちということである。

     そして和解は成立し、結果として加害者からMさんに400万円が支払われた。

     

     それでも大怪我をして今までも不自由な彼女が「得をした」とはとても言えない。だけど少なくとも金銭的負担は大幅に減らすことができた。

     

     笑顔で礼を言ってくれた彼女は精神的にもだいぶ持ち直したようで、ほっと一安心した。

     

     T弁護士は、弁護士会では誰もが知る大物だったが、この事件を後に弁護士業界の役職からは失脚した。弁護士として誰が見てもおかしなことをしていたのだから、それも当然である。

     今はまた業務を再開してなんと弁護士会の要職にいるらしいが、今の私にとってもは彼など怖い敵ではまったくない。

     金のために弱者をいじめる悪徳弁護士に一撃を加えることができたのは、今思い出しても胸のすくような出来事である。特に今のように弁護士や士業による犯罪が年々増加していることを考えると必要なことでもあったと思う。

     

     突然トラブルに巻き込まれてしまうと、手練が分からぬまま時間が過ぎて知らぬ間に人生が終わるような不利な状況に追い込まれる。そして自分は悪くなくても泣き寝入りしてしまう人が、今は本当に多い。

     しかし、解決は無理と警察や弁護士や世間に言われて相手にされない案件にも、必ず光はある。

     本人が100%すべてを賭ける覚悟で戦えば、まず簡単に負けることはない。勝てないまでも何かはできる。

     なぜなら、相手は所詮金で雇われている金だけが目当ての弁護士だ。特に悪徳弁護士の場合には今回のように正義感などかけらもないから、まさしく金だけが目的である。だから命をかけて自分の尊厳を守るべく戦う人と、対等に戦えるほどのエネルギーがあるわけがない。

     戦いの中で気力を持ち続けていくことは、当事者本人であっても非常に難しい。ましてや金目当ての弁護士はしょせんは他人事である。

     

     重要なポイントは、前にも書いたように、東京都や国連などいろいろな組織が非公式に我々を応援してくれたことだ。

     どんな案件でも、そういう味方がいないとなかなか戦っていけない。先が見えないというのは、非常におそろしいことだからだ。

     また、弁護士を立てて戦い続けようとするとお金がもたないし、そもそも今の弁護士の多くは儲からない仕事を嫌う。それも生活のためだから仕方が無い。弁護士だって稼いだ金で家族や事務所の仲間を養っているのだ。だから儲からない仕事を受けないことは責められない。

     金を回収できるかどうかわからない一般人が相談しても、けんもほろろに追い返されるのがオチである。でもだからといって悪事で儲けていいわけではない。

     

     私の本来の仕事は法人相手だけに限定されているが、Mさんの事件は、一般の人向けに情報発信くらいはサポートしていこうと決心するきっかけになった。

     法人のトラブル解決と同じ方法で個人もトラブルを上手に解決できることは、私も経験的によく知っている。

     ここまで世の中がひどいなら、それに対抗していく手段を広めていかなければ、弱者は決して救われない。

     彼女は今回の経験を活かして、家族や仲間が困ったときには助けてあげているようだ。こういう人間を世の中に増やしていきたい。

     もちろん、本書を世に出すのもそうした活動の一環なのである。

     

     そして皆さんにぜひ伝えておきたいことがある。

     こういったトラブルの際は、法律論で対抗するのではなく、社会で悪党を追い出すようにするのが大切である。その人が少なくとも反省して心を入れ替えない限りは、その社会をいられないようにするのである。

     

     また、弱い者いじめは決して許してはいけないが、こういうトラブルに巻き込まれる人は、本人にも問題があることがある。そういう人は、ひとりも自分の味方になってくれる人が周囲にいないということがよくある。事件に巻き込まれる前に友達、仲間をたくさん作っておけば彼女の場合にも、ここまで孤独に問題を深刻化させずに済んだはずだ。

     トラブルを大きくしてしまう人は友達や仲間が極端に少ない。だから普段から仲間を増やしておかないといけないのだ。そのためには日常的に家族や仲間を助け続けて人間関係を濃くしておくことは絶対に欠かせない。

     

     やはり普段の人間づきあいをどれだけ大切に育てているかが「いざ」というときに圧倒的にものをいうことになるのである。

     

     最後に

     最後に注意しておきたいのだが、もしあなたが「証拠集め」のやり方を覚えたからと言って、「本人訴訟」をすることは、どうしても仕方がない場合に限った最後の手段として欲しい。

     本人訴訟をすすめる本も出ているが、それはどうしても本人訴訟だけしか手がない時の選択にしてほしい。

     なぜならトラブルというものは、計り知れないほどのダメージを受けてしまうことがあるからだ。それで、人生がボロボロになってしまう人もいる。ことにあたっては全力で必勝の構えで望んで欲しい。

     

     できるだけ証拠集めもしっかり準備した上で、その証拠を持って弁護士に相談に行き、その証拠を持って行政に相談して欲しい。

     1つの手を打って勝った負けたとやってはいけない。1つの手が上手くいかなかったら次の手に移るというのは最悪の選択である。

     できる手を全部打って欲しい。それも順番にやるのではなく、できる手、打てる手を全部同時にやって欲しい。

     そうして、誠実で優秀な人に出会えれば最大限のバックアップをあなたにしてくれるだろう。順番にチンタラやっていたら勝てるものも勝てなくなってしまう。

     

     トラブルの多くは、そのトラブル以降の人生を大きく左右してしまう。1つ負けたら豊かな人生が終わってしまう。だからあなたが付け焼き刃で証拠集めをしたとしても油断せずに弁護士も行政も味方にして戦ってしっかり勝って欲しい。

     そこで必要な金を惜しむと残りの人生が台無しになってしまう。交通事故に限らず、多くの人がたったひとつのトラブルへの対応を間違えただけで残りの人生が悲惨なものになってしまっているのが現実だからだ。

     

     この本は弁護士不要だと言いたいわけではない。

     優秀な弁護士さん、誠実な弁護士さんがいれば、その弁護士さんと連携してトラブルを解決して欲しい。でも、その弁護士さんが、どんなに優秀で誠実でも証拠がなくては、いい加減な動きしかできない。

     繰り返しになるが、弁護士は法律の専門家であって決して証拠の専門家や調査の専門家ではないのである。それを踏まえてトラブルに立ち向かって欲しい。

     実際、証拠集めに関しては、海外の多くの国では専門職がありしっかり分業化されているのだから。

     

     (つづく)

    葉風 * 読み物(体験記) * 18:35 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

    Lowより証拠 ある証拠調査士の事件簿

    0
      評価:
      平塚 俊樹
      総合法令出版
      ¥ 1,512
      (2008-07-10)

      〈目次〉

       

      思っても見なかった方法で、どんな事件もすべて合法的に解決するすごい男が日本にいた!

       

      第1章 弱者を踏みにじる悪徳弁護士を斬る!

           ―交通事故の被害者が訴えられる?

      ・交通事故の被害者が訴えられる?

      ・「債務不在請求確認訴訟」

      ・証拠は自分で集める!

      ・弁護士は証拠集めのプロではない

      ・こんな奴ら、断じて許せない!

      ・証拠を総ざらい

      ・女子大生Mさんの大逆襲

      ・「人権侵害を許すな」と味方が続々

      ・戦い方を身につければ必ず勝てる!

      ・最後に

       

       

      第2章 お年寄りの財産を狙う「悪い奴ら」

          ―老いた親の口座から1000万円が消えていた!

      ・実の息子なのに、後見人になれない?

      ・老いた親の口座から1000万円が消えていた!

      ・年寄りを1人にしない。財産管理はきっちりと

      ・「弁護士なら安心」と思ったら大間違い!

       

       

      第3章 騒音トラブル

          ―早朝6時半からピアノを引く子供

      ・36万円の賠償命令が一体何になる?

      ・早朝のピアノの音で睡眠障害に

      ・あなたが管理組合の理事長になるんです

      ・自分で法律を知ろうとする姿勢が大事

      ・着実に味方を集め、証拠を集める

      ・明らかに「悪意のある騒音」の場合は?

      ・行政との上手なつきあい方を覚えよう

      ・騒音擁護派がでていき、ピアノの音がしなくなった!

      ・近隣の騒音トラブルは、本当に多い

      ・簡易裁判所に相談しよう

       

       

      第4章 「彼氏」に金をだまし取られたOL

           ―借金返済に必要だと言われ……

      ・借金返済に必要と言われて……

      ・本人が行方不明なら親元を洗え!

      ・本人が動かなければ、トラブルは解決しない

      ・決め手は「地元で相談します」

      ・「法に助けられたかったら法を守れ(クリーンハンド)」の原則

       

       

      第5章 買い物トラブル

          ―「当店は絶対に不良品は扱いません」という店で

      ・「当店は絶対に不良品は扱いません」

      ・お客が悪者、うちは被害者!?

      ・クレーム処理を誤った企業は潰れる!

      ・クレーム対応の極意はとことん話を聞くこと

      ・どんな相手であれ、お客様はお客様

       

       

      第6章 カード詐欺

           ―600万円の買い物で1600万円引き落とされた!

      ・600万円の買い物で1600万円引き落とされた!

      ・あなたのカードも狙われている!

       

       

      第7章 借金にまつわるこわい話

          ―見に覚えのない120万円の借金

      その1 ある日突然、サラ金から告訴状が!

      ・身に覚えのない120万円の借金

      ・身内だから告訴しない、それでいいのか?

       

      その2 知らない間に保証人にされていた!

      ・「債務の残りを支払ってください」

       

       

      第8章 ストーカー

          ―裏社会の人間とつながった女の陰湿で恐ろしいストーキング

      その1 ストーカー女をあやつる黒い影

      ・たった1度のあやまちのはずが……

      ・「民事不介入」の厚い壁

      ・証拠を少しずつ積み重ねていく

      ・逆上して押しかけてきたストーカー女を監視カメラで撮影

      ・警察が味方に付けば、ここまでできる

      ・またしてもストーカーが……

       

      その2 集団ストーカー

      ・ある日突然、周り中がストーカーに!?

       

       

      第9章 セクシャルハラスメント

          ―セクハラ現場の音を取れ!

      ・何はなくとも、法的証拠づくり

      ・セクハラの決着のつけ方は、本当に難しい

      ・私達が戦う時には、セクハラをした人間の処分も要求する

      ・女はすべての常識をくつがえす存在!?

       

       

      第10章 離婚にまつわるこわい話

           ―黒幕は宗教団体

      その1 離婚のシナリオを書いたのは誰か?

      ・理不尽なケンカ、そして別居へ

      ・本当の黒幕は……

      ・「こんな悪質なケースは初めてだ」

      ・みんなで子供を魔の手から守れ!

      ・法の番人と地域住民を味方につければ、こわいものなし

      ・子供自身が父親を選んだ!

       

      その2 「宗教おばさん探偵団」にご用心!

      ・浮気旅行から始まった悪夢

      ・絶対勝てないとわかっている調停を起こす理由

      ・黒幕の弁護士が逆ギレするまで、徹底攻撃

       

       

      第11章 いじめ

           ―実は弁護士が一番困る案件

      ・いじめを誰にも言えず、とうとう不登校に

      ・いじめはなぜ隠蔽されるのか?

      ・子供の心のケアを真っ先に考えるべし

      ・「子供のいじめだから民事」は間違い!

      ・遺恨を残さずハッピーな結末に

       

       

      第12章 不動産賃貸トラブル

           ―いきなり「出て行け」と言われて

      ・いきなり出て行けと言われて

      ・行政の鉄拳制裁が有効

       

      おわりに―証拠調査士(エビデンサー)・平塚俊樹からのメッセージ

       

       

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・

       

       世の中には警察にも弁護士にも相談しても取り合ってくれない問題が数多くある。

       そんなとき頼れるのが証拠調査士と呼ばれる職業の人たちだ。

       依頼者からの相談に乗り、どう合法的に解決していけるかを一緒に考え、証拠の集め方などを指導してくれるお仕事だ。

       日本では馴染みのない職業だが、世界120カ国以上の国では普通に存在している職業だ。国によっては弁護士よりも社会的地位も高く、収入も高いらしい。

       そもそも弁護士は法律の相談にのってくれるが、それ以上のことには踏み込めない。結局被害者は泣き寝入りということも世の中には多い。

       読み進めていくとわかるが、特定日本人や朝鮮人、創価学会などの反日反社会勢力がどうやって日本を侵食してきたかという手口の一端がよく分かる。国を憂う人にはオススメの一冊だ。

       また社会的地位の高い人、高収入の人、お金持ちの家系、そういう人達狙う犯罪者組織の手口も載っているのでオススメ。

       只今世間を騒がせている船越英一郎さんと松居一代さんとの問題の裏側ものぞける。

       

       証拠調査士は、今の日本で一番必要とされている職業ではないだろうか。

       

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      葉風 * 読み物(体験記) * 06:09 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

      深愛

      0
        評価:
        ---
        幻冬舎
        ---
        (2014-02-13)

        評価:
        水樹奈々
        KINGRECORDS.CO.,LTD(K)(M)
        ¥ 1,039
        (2009-01-21)


          前にツィッターで書き込んだとおりに買いました。非常に良かったです。水樹奈々さんと福圓美里さんがやってるラジオ番組「スマイルギャング」を第1回から最新回までを某動画サイトで聴いていたので、書かれてあることがいつかのラジオで言ったことであったりして、こういう裏側があったのかと大変楽しく読ませてもらいました。途中で何度も目頭が熱くなることがしばしば…。先が気になって眠れなかったので、寝床から起きて徹夜で読みました。
         20年以上もキングレコードに通っているのに、車で通勤するときカーナビを頼りにしているという三嶋プロデューサー。ラジオからはそのどこかとぼけた人柄がうかがい知っていたのですが、”水樹奈々”というアイドルが大成するにはなくてはならない敏腕プロデューサーだったわけですね。
         本の中身は父親から演歌歌手になるべく「のどは守るものではなく、育てるもの」として独特の英才教育を受け、東京の芸能事務所の人に見出され堀越学園に入学し、苦労の末に紅白歌合戦出場歌手として大成、そして育ててくれた父の病気と死。その半生が綴られています。
         在学中には芸能事務所が破産して退学の危機に陥ったり、その窮地を新事務所を自ら立てることによって救ってくれたボイストレーナーの先生から冗談交じりのセクハラがあったりなど、それまでには語られなかった話も盛りだくさん。故郷の愛媛から単身女子高生が東京に出て来て、家族が借金をしてまで期待を込めて送り出してくれたことから、弱音を吐けずに懸命に努力したことなど切実な思いがひしひしと伝わってきました。
         ボイストレーナーの先生の件を読んでいて思っていたのですが、その先生は奈々さんのことが好きだったのではないでしょうか。あわよくば嫁にしたいと。だから演歌歌手としてではなく、声優として離れていく奈々さんのことが我慢できず、金に関して口うるさく言っていたのではないかと。「どこにも行く宛がないのなら、俺の嫁になりなよ」という目論見があったから、ああも三嶋さんからのオファーを断り続けたんじゃないかと邪推しました。全く実情を知らない僕が言うのも大変恐縮ですが、そう感じました。女子高生とどう接していいか分からず、飲み屋の姉ちゃんと同じノリで指導にあたってしまったのでしょうが、やっぱり当時の奈々さんにとっては大変つらいことだったでしょうね。三嶋さんとの出会いを書くうえで避けられないこととはいえ、相当な勇気があったでしょう。
         これは単なる声優のファンブックとしてだけではなく、全国の女子中高生がこれから描く進路を決めるにあたっても、大変心強い味方になってくれる本ですね。もちろん男子にも有効です。
         人に歴史あり、とはよく言ったもの。なかなか熱いサクセスストーリーを読ませてもらいました。
         あんまり肩入れすると、集団ストーカーをしている某団体から水樹さんへ嫌がらせがあるのではないかと危惧していて、あまりのめり込めなかったのですが、この本を読んでますますファンになりました。すみません、好きな気持ちは止められないです。
         水樹奈々を知っている人にも知らない人にも、おすすめの一冊です。
         文庫版には三嶋プロデューサーとの対談や、テレビ出演のきっかけをつくったNHKプロデューサーさんによる解説も載っています。


        葉風 * 読み物(体験記) * 06:42 * comments(0) * trackbacks(0) * - -
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